出光エナジーソリューションズはインバータの活用、熱回収ボイラやコンプレッサ、ヒートポンプによるエネルギーの再利用、熱と電気を無駄なく利用するコージェネレーションシステム等、高効率設備を活用した、お客様に最適な省エネや環境改善プランをベストミックスでご提案いたします。
コンプレッサで空気を圧縮すると「圧縮熱」が発生しますが、この熱はコンプレッサへの投入エネルギー(電力)のなんと90%以上もあります。この熱を回収することで捨てていた熱エネルギーを有効に活用。回収した熱で温めた温水をボイラ給水に使用することで大幅な燃料費の削減とCO2削減を実現します。
蒸気ボイラ、温水ヒータ・ボイラ、排ガスボイラ、廃熱ボイラなど、用途に合わせて燃焼効率に優れた高効率ボイラを提案。限りあるエネルギーを有効に活用することで省エネへと導きます。
一般的な工場全体で使われる電力のうち、約20~30%がコンプレッサによる電力消費と言われており、コンプレッサを見直せば工場全体の省エネ改善効果が期待できます。負荷変動に最適な電力で対応ができるインバータ制御式や、捨てていた熱エネルギーを有効利用できる蒸気駆動や熱回収式など、多彩な機種をご用意しています。
コージェネレーションは燃料やガスを燃焼させて、電気や熱など複数のエネルギーを同時に生み出すシステムです。最大電力需要時にコージェネレーションを組み合わせることでピークを抑制し、節電や負荷平準化に貢献します。BCP対策として、万一の停電時でも安定して電力を供給することも可能です。
最近の高効率コンプレッサは、必要な量に合わせて圧縮空気(エアー)を作っています。工場稼働が低い時も常に動き続けているのであれば、どこかでエアーが漏れている可能性があります。当社ではコンプレッサ診断を行っていますので、エアー漏れはもちろん、必要量に合った機種選定のお手伝いをいたします。
未利用熱活用ヒートポンプを使うと、今まで使われていなかった低温廃水や循環冷却水の廃熱を利用して温水を供給することができます。逆に高温の廃温水からは熱回収することで温度が下がるため、例えば周辺環境に排水する際に低温希釈する冷却水の使用量を削減することができ、水使用量の削減にもつながります。
通常のコンプレッサはエネルギーのほとんどを熱に変換し、大気に捨てています。コンプレッサの圧縮熱を回収して高温水としてボイラシステムや温水使用設備に利用することで廃熱が削減、コンプレッサ室の環境改善とともに、熱の再利用によるボイラの消費燃料削減とCO2削減にもつながります。