
施工前は、屋根面からの強い輻射熱と外気温の影響により、室内温度が急激に上昇し、プレハブ内の快適性や空調効率、電力消費の面で大きな課題となっていました。
ラディクール施工後は、屋根・壁面いずれも温度が大きく低下し、放射冷却効果による温度上昇抑制が確認されました。

施工前は、屋内のエアコン稼働時の室温を 23.1℃ に保っていても、一度エアコンを停止すると わずか10分で室温が33.4℃まで上昇してしまう状況でした。
施工後は1時間半経過しても同程度の上昇にとどまる結果となりました。
これにより、室内の温度上昇が緩やかになり、空調負荷を軽減。エアコンの設定温度を下げても快適な室内環境を維持できるため、省エネ効果にもつながっています。
■測定日:2025/07/10
■エアコン稼働時の設定温度:17℃
■条件:15:30からエアコン停止
| 時間 | 【エアコン停止】 15:30 |
【測定1回目】 15:45 |
【測定2回目】 16:05 |
【測定3回目】 16:35 |
【測定4回目】 17:00 |
|---|---|---|---|---|---|
| 室温 | ![]() 23.1℃ |
![]() 26.4℃ |
![]() 29.6℃ |
![]() 31.9℃ |
![]() 32.6℃ |
| 停止時間 | エアコン停止時 | 15分後 | 35分後 | 1時間5分後 | 1時間30分後 |
| 温度変化 | - | 3.3℃ | 6.5℃ | 8.8℃ | 9.5℃ |