
福岡市では2040年度の温室効果ガス排出量実質ゼロをチャレンジ目標として掲げており、公共・民間施設のエネルギー使用量並びに温室効果ガス排出量削減を推進しています。
港湾エリアには太陽光の影響を受けやすい構造の建屋が多いため、本事業を通して省エネ効果を検証し、脱炭素への取組として実証事業を実施しました。





今回の導入検証の結果、屋根の表面温度で最大34.3℃、屋根裏空間では最大9.7℃もの温度低減を記録しました。
さらに空調の消費電力においては、塗装前後の同一気象条件(日射量・最高気温がほぼ同等)で比較したところ、最大31.7%、平均18.1%(5ケース平均)の削減を確認。
放射冷却塗料による確かな省エネ効果と、脱炭素社会の実現に向けた有効性が実証される結果となりました。

▲塗装前後における屋根表面温度測定状況(サーモカメラ)
▲全天日射量、最高気温と屋根裏空間温度の推移
▲同一気象条件下における日中消費電力の比較
高い省エネ効果を得られた要因として、「夜間も放熱し続ける」という特性が挙げられます。
翌朝にかけて空間が予冷状態となったため、立ち上がり電力負荷が軽減され、省エネに大きく寄与したものと考えられます。